母と娘

何年も連絡を取り合わなかった実母と、数年間ぶりに会うことになった。

会わない間、私の勝手な想像で「連絡もしないダメな娘」「年おいてきた母を見捨てている自分」と私が私を非難していた。

母が心配だったのに、目を背けていたわけだ…。心は、何時も自分を責めていたのに。気が付かないふりをして、母の事を気にかけていた。


実際、顔を合わせると


何事もなかったかのように、時間が動き始めた。今までの私の気持ちは、どこに行ったのだろうと言うくらい。会わなかった時間は、お互いを素直にさせたのだろう。自然と「ありがとう」「ごめんなさい」を伝えあっていた。


数年という長い時間が必要だったのかもしれない。母と娘の関係が「人と人」に代わるタイミング。

私達は、親子だけど「別々の人格の持ち主同士」